平成３０年9月１日（土）「大空へ飛べコンサート201８」を
高岡文化ホールで開催しました。

今年のテーマは「なかま　こころつないで」です。
互いに支えあえる��なかま″の素晴らしさを表現したステージをお届けします。


【第1部　みんなで歌おう】


第１部開演に先立ちまして、実行委員長の西海裕一よりご挨拶申し上げます。

「未来に生きる子どもたちには、優しさ、思いやり、支え合うことの大切さを伝えたい。」


 オープニングは大空らしく、子どもたちのにぎやかなダンス・パフォーマンス「♪ぼくらはともだち」でスタートしました。

キッズダンスで明るく元気に幕を開けるのが大空の持ち味です。

若い３人が明るく元気に進行します。

「みなさん、こんにちは〜！」
「今日は、大空へ飛べコンサート２０１８へようこそおいでくださいました。」
「会場いっぱいの皆さんにお会いできて、本当にうれしいです。」

次の曲は、これぞ、大空へ飛べ！「♪笑顔がかさなれば」です。

集まったみなさんと一緒に手遊びです。
会場のお客さんとの一体感。手から手へ心もつながりました！

ムードが上昇気流にのってきたところで、ダンス曲です。

ＷＡＮＩＭＡの「♪やってみよう」は、大人の鋭いキレキレダンス。

そして、すご〜い大人も入り乱れてワイワイ踊る大空オリジナル曲「♪Open your eyes！」

体も心もはじけるダンス曲。気持ちがスカッとします。

続いての曲は、「♪ビューティフルネーム」です。
大人から子どもまで、約４０年にわたって歌い継がれてきた曲です。
♪一つの地球に〜一人ずつひとつ〜素晴らしい名前がある！
平和で心が和む歌ですね。
手話隊のかわいい子どもたちにもご注目ください！

次が第１部のラスト曲になりました。
ラストを飾るのは、東北復興支援ソング「♪花は咲く」です。

「大空へ飛べ」は、9月末に、４回目の東北ボランティアコンサートに取り組みます。
震災から７年と半年を経てもなお、復興には遠い現実があります。
仮説住宅は出られても、繋がりを断たれた災害復興住宅で、一人さみしく亡くなられる高齢者も多いと聞きました。
「大空へ飛べ」がこれまで東北でしてきたことは小さなことですが、
それでも、待っている人がいる限り続けていきたいと思っています。

「♪花は咲く」は、会場の皆さんと心をつなぎながら、一緒に歌いたいと思います。
手話を交えて、被災地に思いを届ける歌にしたいです。

会場のみなさん一人一人の手のひらが温かな花びらになって、客席をいっぱいに敷き詰めたように見えました。
第1部、みなさんの広い心に助けられて素敵なシングアウトになりました。


【第２部　ゲストステージ】

第２部の前に、高橋正樹高岡市長からお言葉をいただきました。

「長い間続けてこられた功績は、すばらしい。今後も子どもたちのために継続していってほしい。」

第２部は、交流ステージ「なかまとともに」です。
「大空へ飛べ」ではすでにおなじみになりました「のばな和太鼓」の迫力あるステージと
初参加の「小矢部児童合唱団」による少年少女の若々しい歌声にもご期待下さい。

まずは、「のばな和太鼓」のオンステージです。
体を貫くような迫力満点の和太鼓演奏、太鼓の種類もすごいです。

演奏曲は、♪入場曲「Hello！」「竹田の子守唄」「のばな囃子」の3曲です。

期待通りの心に響く迫力あるステージでした。心に臓にきました。

もう一組は、「小矢部児童合唱団」です。
曲目は、「♪世界に一つだけの花」とミュージカル『アニー』より「♪ＴＯＭＯＲＲＯW」の2曲です。

のびのびとした若木を連想させるさわやかな素敵な合唱でした。


【第３部　合唱ミュージカル「とべないホタル」】


合唱ミュージカル「とべないホタル」は、今回で5回目の上演になります。
今回は、新たに登場するキャストが増え、更に深く、
仲間とともに生きることの素晴らしさを発信する「新しい」とべないホタルとなっています。
仲間の大切さ、助け合うことの素晴らしさを北陸の仲間たちとともに伝えます。

物語の始まりです。

生まれつき羽が歪んでしまったために、空を飛べなくなってしまったホタルがいました。
他のホタルのように上手に飛ぶことができません。

仲間たちは、とべないホタルにどう接していいかが解らず、離れていきました。
飛べる仲間たちをうらやましく見上げ、仲間に入れない自分を悲しく思う、とべないホタル。

けれども、クワガタの長老や可愛い仲間たちが応援してくれ、
「ボクは、みんなのように飛べなくてもホタルなんだ！」と自信をもちました。

その時、ホタルを捕まえに人間の子どもたちがやってきます。
逃げ遅れたとべないホタル。しかし、勇気あるホタルが身代わりになって自ら捕まったのです。
飛べないホタルは、仲間の思いやりに涙をこぼすのでした。

やがて身代わりになった勇気あるホタルは、人間に逃してもらって、仲間の元へ帰って来ます。

けれども、再会を喜んだのもつかの間、ホタルたちは嵐に巻き込まれてしまいます。

嵐の去った後、とべないホタルは泥に埋まった仲間を助けますが、そのホタルは目が見えなくなっていました。
それはかつてとべないホタルの身代わりになってくれた勇気あるホタルだったのです。
また別のホタルは嵐のショックで光を失ってしまいました。
ホタルたちは絶望してしまいます。

でも、とべないホタルはみんなを励まします。
「見えなくても、光れなくても、たとえ飛べなくても」僕らはみんな同じホタルなんだと。

やがてホタルたちは、様々な傷を抱えながらも、互いに助け合い、
安心して住める場所を探して旅立つのです。

合唱ミュージック「とべないホタル」
原　作	小沢昭巳
作　詞	清水則雄/岡本伸子
作　曲	藤村記一郎
演　出	大空へ飛べ実行委員会
指　揮	龍澤英之
ピアノ	阿閉恵美
シンセ	前田千鶴子
合　唱	大空へ飛べ合唱団 石川・福井のうたごえの仲間たち 小矢部児童合唱団

【終演後のロビーで】


終演後は、ステージを観に来てくださったお客さんたちを
歌を歌って見送りをしました。

「大空へ飛べコンサート2018」は大成功に終わりました。

特に、第3部合唱ミュージカル「とべないホタル」では、
石川、福井の両県から集まった合唱仲間や小矢部児童合唱団の子どもたちも加わり、
仲間の大切さや助け合い支え合うことの尊さを、歌と劇を通して訴え、
会場は感動の拍手に包まれました。

　２年ぶりの大きなステージでしたが、みんなで心をつないでつくり上げたステージは、
本当に貴重な経験になりました。
やり遂げた充実感、達成感でいっぱいです。

会場では東日本大震災の被災地の復興を支援する募金活動も行いました。
「大空へ飛べ」は、被災地やそこに暮らす人たちが一日も早く、ふるさとを再生し、
元の暮らしに戻れるように心より応援していきます。
このコンサートで集まった義援金は、9月に予定している「東北ボランティアコンサート」で直接被災地に届けます。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

アンケートの中から、このステージの感想をいくつか紹介します。

♪	富山の地で、こんなにすばらしい集団を作り上げている。それぞれのメンバーを心から尊敬します。人数もすごいし、幼い子どもから大人まで、若者も多く、ダンスから意味深い歌まで！本当に感動しました。「とべないホタル」にも深く感動しました！ありがとうございました。（石川県）
♪	たくさんの子どもや若者が参加していて元気が出るコンサートでした。歌だけでなく、ボランティア活動も積極的に行っているのがすばらしいです。コンサートに来てよかったです。ありがとうございました。（県外）
♪	一人ひとりを大切にするメッセージが込められた歌やダンスはすばらしいと思いました。のばな和太鼓や小矢部児童合唱団もすばらしかったです。小矢部にこのような文化活動があることは、うれしいです。「とべないホタル」はすばらしい！（小矢部市）
♪	１部は、子どもたち元気な歌声が活気にあふれ、ダンスや手話、手遊びな会場との一体感は、とても素敵で癒されました。 ２部は、のばな和太鼓さんの迫力がすばらしかったです。合唱団の伸び伸びとした歌声も楽しませていただきました。 ３部の「とべないホタル」は、毎回のことながら感動につきました。（射水市）
♪	太鼓や手話やとべないホタルはとてもよかったです。特に、手話はよかったです。いっしょにやってよかったです。（高岡市）
♪	フルートの演奏がかっこよかったです。子どもたちの合唱の元気よさ、一体感がすばらしかったです。「とべないホタル」、大人たちの歌声と子どもたちの歌声のバランスがよく、聴き入ってしまいました。主役の子どもの演技、歌唱力、ハンパない！（砺波市）
♪	第１部のダンス、とってもキビキビしてかっこよかった。ステキでした！ 第２部は、和太鼓演奏はすばらしかったです。ボーカルの方の歌声がとても素敵でした。生演奏を聴くことができてよかったです。ありがとうございました。小矢部児童合唱団の合唱は楽しくかわいかったです。 第３部のとべないホタル役は、最高！歌も演技もすばらしかったです。みなさん、すばらしい合唱をありがとうございました。今年の合唱ミュージカル、とてもよかったです。（富山市）
♪	「大空へ飛べ」３２周年おめでとうございます。ＮＰＯ法人となられたお話の中に「居場所」という言葉ありましたが、ステージ上のみなさんは、それぞれの「居場所」を見事に設けられいるなと、とてもありがたいことだなと思いました。感服です。「とべないホタル」一言で言い尽くせない。すばらしい。いろいろ考えさせられるお話でした。歌詞の一言に一言にも、深い意味があると感じました。感動をありがとうございました。そしてお疲れさまでした。県外からもたくさん参加されていることにびっくり。末永くこのすばらしいが活動が続きますように！（氷見市）
♪	大変楽しかったです。みんなで歌を歌っている姿に感動し、涙がポロポロ出てきました。ありがとうございました。（高岡市）
♪	選曲がよかった。心がきれいになる気がしました。太鼓もすばらしかった。ホタルの役の子どもたちの声がすごく素敵でした。衣装もよかったです。（射水市）
♪	大空へ飛べ、３２年間お疲れ様です。ひさしぶりの「とべないホタル」に泣かせてもらいました。自分が歌っていたときも、泣きながら歌っていました。感動をありがとう。東日本大震災支援ボランティアには、本当に頭が下がります。（高岡市）
♪	みなさんの笑顔がいい！こちらも一緒に心が柔らかく、笑顔になります。本当に久しぶりに、１年ぶりに感動をいただけました。ありがとうございました。「大空子どもの家」を高岡にもつくってほしいです。 今回の「とべないホタル」大感動！！すばらしい！（高岡市）
♪	みんなで一緒にした「花は咲く」、会場が一体になり、とても感動しました。間奏で流れた東北ボランティアのビデオ、被災地の様子に加えてフルートとオカリナの演奏がすてきでした。「とべないホタル」は、歌声、演技、すばらしかったです。練習期間もそんなになかったでしょうに、本当に素敵なステージでした。感動しました。ありがとうございました。（高岡市）
♪	「花は咲く」の手話をわかりやすくおねえさんが教えてくれました。歌は、気持ちを込めて歌っていたのがわかりました。ホタルは、ドラマのような演技でした！（高岡市）
♪	みなさんの真剣さが伝わってきました。身体の不自由な子どもも一生懸命手を使ってリズムに乗っている姿に感動しました。（高岡市）
♪	老若男女、障がいのある人もない人もお互いを認め合って、コンサートやボランティア活躍をしている姿、とても素晴らしいですね。これからも応援していきます。（高岡市）
♪	お疲れ様です。そして感動をありがとう。子どもたちの歌声を聴くと、やっぱり熱いものが心の底からこみ上げてきました。みんなが主役で、一人ひとりがピッカピカみ光っていました。音楽性もさることながら、生の言葉を通して根底に流れるテーマは、思想や政治、宗教など様々な壁を乗り越える世界共通の願いが込められていたと思います。これからも健康に留意され、力強く続けていってください。（富山市）

心温まるたくさんの言葉をありがとうございました。

ご来場くださった観客のみなさん、支えてくださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
そして、ともに歌ったメンバーの皆さん、お疲れ様でした。

「大空へ飛べ」をこれからもよろしくお願いいたします。

がんばったね〜！イエイ〜！！