大空へ飛べコンサート2019 in 小矢部


令和元年8月17日(土)、
「大空へ飛べコンサート2019小矢部公演」を、クロスランドおやべで開催。
今年は、高岡公演と小矢部公演の2回公演です。

 ステージテーマは、「夢をつなごう」。
第2部では、地元の小矢部市で活躍している「のばな和太鼓」による迫力満点の演奏もあり、
コンサートに花を添えてくれました。

今年は「”ぞうれっしゃが走って70周年”全国つながりコンサート」の企画とも連動して、
北陸のうたごえの仲間たちとともに、合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」を上演しました。
また、小矢部児童合唱団の子どもたちも参加してくれました。

高岡公演に続き、メンバーみんな心を一つにして平和への思いを歌いあげ、感動のステージになりました。


【第1部 みんなで歌おう】


開幕にあたり、小矢部市教育長様(市長代理)からお言葉をいただきました。


幕開けは、2020応援ソング「♪パプリカ」です。
子どもたちの可愛いダンスに会場から手拍子が起こります!

「みなさん、こんにちは〜」フレッシュな司会者3名の登場です。
今年の大空のメインテーマは『夢つなごう』。
「会場のみなさんは夢から何を連想されますか?」

次の曲は「♪とべる!」です。

「みんなの叶えたい夢ってなあに?」
「そうだなぁ、電車の運転手になりたいなあ」
「私はね、おいしいケーキをいっぱい作りたい。いちごやメロンをのせてクッキーも!」
「ぜったい叶えてみせるよ。誰だって夢に向かって飛べるんだ!」

大空ちびっ子ダンサーズが元気よく歌って踊ります!

次は、「♪手と手と手と」です。会場のみなさんと手遊びでふれあいタイム。
会場に一体感が生まれます。会場全体があたたかくなりした。

恒例の手話ソングコーナーです。今回の歌は「♪にじ」です。
手話のおねえさん(?)の指導のもと会場の皆さんも一緒に手話で歌いました。
最後は、会場にたくさんの虹がかかりました。子ども手話隊の七色の虹も素敵でした。

次は、ゆずの「♪スマイル」です。行進風な曲に、自然と笑顔で歩き出したくなります。
かわいい子どもたちの行進隊と大人の手話隊とのコラボをお楽しみください。

続いて「♪スマイルアゲイン」です。
笑顔になれない時もあるけれど、前を向いて歩き出そうと背中を押してくれる曲です。
手話隊とともにしっとりと歌いあげました。

1部最後の曲は、大空へ飛べオリジナルダンス曲「♪夢は君の道しるべ」です。
かっこいい大人ダンスです! 激しい手足の動きにご注目!


【第2部 野端和太鼓】


第2部は、小矢部市で活動している「のばな和太鼓」の演奏です。
「生きる喜び・明日への勇気」をモットーに
昔からある太神楽を始め、創作太鼓にも取り組み様々な場所で公演を行っています。
「大空へ飛べ」とは、これまで何度も共演してステージを行ってきました。
迫力あるフォーマンスと威勢のよい太鼓の響きで、会場をさらに沸かせてくれました。


【第3部 合唱構成劇「ぞうれっしゃがやってきた」】


第3部では、合唱構成劇「ぞうれっしゃがやってきた」を上演しました。
戦時中に動物園の動物が殺処分され、戦後生き残った象を子どもたちに見せるために特別列車を走らせた実話を、
メンバーの熱演や合唱で再現し、平和と命の大切さを訴えました。
北陸の仲間も一緒になってステージをつくりました。

「サーカスだ、サーカスだ、サーカスがやってきたぞ〜!」
木下サーカスの舞台で曲芸をする4頭の象たちはサーカスのスターでした。

昭和12年、そのころ日本は中国と戦争を始めたころで、
旅ぐらしのサーカスよりも、動物園のほうが平和にくらせるだろうと
団長さんは象を譲ってくださる決心をしたのですが、
象使いの娘さんたちを説得するのにずいぶん苦労をなさったようです。

動物園にやってきた4頭の象はもちろん子どもたちの大人気。
しばらくは穏やかな楽しい日々が続きました。

しかし、戦争はやがて世界に広がり、ますます激しくなりました。
そしてある日、危険な動物は殺すようにと言う命令が軍から動物園側に下されたのです。
動物をまもるために懸命にたたかいましたが、
動物を殺せと言う人たちの圧力は、日に日に強まるばかりでした。

各地の動物園でたくさんの動物たちがつぎつぎに殺されました。
そんな中で名古屋の東山動物園では、北王園長さんを先頭にぞうたちを必死に守り抜いたのです。

長く苦しかった戦争もようやく終りました。残ったのはマカニーとエルドの2頭だけでした。
やがて、東京の子ども議会で、 動物園のことが議題になりました。
日本でたった2頭、名古屋の動物園に象がいると知った子どもたちは、象を貸してもらおうと決めました。

そして、2頭の象に会いたいというこどもたちの熱い願いが大人たちの心を動かし、
全国各地から子どもたちを名古屋の動物園まで運ぶ特別仕立ての「ぞうれっしゃ」が走ることになったのです。

戦争の悲惨さ、命の大切さ、みんなで力を合わせることの素晴らしさを歌に込めて届けました。
会場からは感動の大きな拍手が送られました。

この曲をとおして、ひとりでも多くの人にこの実話が語り継がれ、
子どもたちの心の中に、平和を愛する気持ちや手をつなぎ人として生きていく力が育つよう願っています。

合唱構成劇「ぞうれっしゃがやってきた」
原 作 小出 隆司
作 詞 清水 則雄
作 曲 藤村 記一郎
演 出 大空へ飛べ実行委員会
指 揮 龍澤 英之
ピアノ 阿閉 恵美
フルート 摺出寺 敬子(フルート奏者)
シンセサイザー 前田 千鶴子
園 長 中村 大志(声楽家・声優)
象つかいの娘 龍澤 幸奈(舞台女優)
合 唱 大空へ飛べ合唱団
石川県と福井県のうたごえなかま
小矢部児童合唱団


【終演後の見送り】


終演後は、ステージを観にきてくださったお客さんたちを歌を歌って見送りをしました。

たくさんのご来場ありがとうございました。
アンケートの中から、このステージの感想をいくつか紹介します。
毎回みせていただき、すばらしいなと思います。子どもたちが生き生きしています。元気をわけてもらいました。大人の方たちのサポートもすばらしいです。「ぞうれっしゃ」感動しました。歌がとてもすばらしいです。聞き惚れました。子どもたちも元気でかわいかったです。これからのステージも楽しみです。
子どもが、以前「大空へ飛べ」に参加していました。その頃のことを思い出し、懐かしく、楽しかったことをあらためて思い出しました。一緒に参加していた子どもたちもバラバラになり、あまり会うことがなくなりましたが、大空の歌を通じて、また参加できればいいのにという思いが強くなりました。知った顔が、今日も見られてうれしくなりました。いつでも帰ってこられる場所が、これからもなくならないように少しでも助けなければと賛助会員になり、絶えず心から願っております。若い人、子どもら、そしてベテランの方々の笑顔に感動しました。ありがとうございました。
「ぞうれっしゃがやってきた」で、戦争による不条理を見せつけられた思いでした。平和は尊いです。
ごくろうさまです。がんばって、準備されましたね。みなさんの努力に頭が下がります。「ぞうれっしゃ」を初めて全曲聴きました。よかったよ!
毎年、みなさんの明るい表情や歌声に対し、感動の気持ちでいっぱいになります。心が温かくなりますね。誰もがこの時の気持ちを大切にしてれば、争いや戦争もなくなりますね。みんなが、仲良くいるのが一番です。
「みんなで歌おう」パプリカは、幕開けふさわしく、舞台に花が咲いたようで大へん良かったです。「にじ」の歌も、手話もまじえて歌うことができ良かったです。3部は、大変すばらしかったです!
平和と戦争を語り継ぐ世代が減る時代、戦争の愚かさを子どもに伝えること、考えることの大切さを強く思います。
久しぶりに観に来ました。途中から来ましたが、大きな歌声や歓声に驚きました。みなさんのすてきな笑顔に元気をもらいました。今日を機に、またいろんなことに挑戦しようと思いました。
笑顔いっぱいで歌い、踊っている姿に元気をもらいました。大空のステージは、私が小学生の頃参加していましたが、なかなか観に行けず久しぶりでした。最高のステージでした。このステージがずっと続きますように。すばらしいステージをありがとうございました。会場が、出演者との距離が近くて良かったです。
いつもながら感動いたしました。みなさんの歌声を聞くたびに、何か心があらわれるような気持ちになります。このような気持ちになるのは、私のみではないと思います。みんなの心を一つにして練習に励み、素直な気持ちで歌っておられて、みなさんの気持ちが伝わってくるからではないでしょうか?これからもぜひがんばってください。応援しています。
30年以上続けてこられたんですね。高岡の会場で、一度観たことがあります。本日は2回目です。活動の目的がすばらしいです。クオリティー豊かな富山の活動ですね。応援しています。憲法9条を守りましょう。感動です!
歌声が澄み切って、心にスッと入ってきました。子どもと大人がうまくハーモニーをかもし出していまいした。そして、独唱の方たち、とっても上手ですばらしい歌声でした。最後の「ぞうれっしゃがやってきた」は、感動で涙が出ました。孫にも参加させたいと思ったくらいみなさんの熱意が伝わりました。
休憩時間に、この公演をまだ知らなかった高校生5、6人に公演内容を知らせたところ、途中からでも入館してくれたのがうれしかったです。涙涙!大変良かった。最高でした。
太鼓は迫力があり、とてもすばらしかったです。「ぞうれっしゃがやってきた」も心がこもり、昔の話を思い出し、感激しました。また観に来たいです。本当にありがとうございました。
心温まるたくさんの言葉をありがとうございました。

今年は、高岡・小矢部公演の2回公演でしたが、たくさんのご来場ありがとうございました。
また、このステージを上演するにあたって、支えてくださった関係者やスタッフのみなさん本当にありがとうございました。

「大空へ飛べ」をこれからもよろしくお願いいたします。
がんばったね〜!イエイ〜!!